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医療関連記事サンプル
- 記事内容：1型糖尿病とEDのかかわりについての記事の執筆
- 文字数：1,000文字以上
- キーワード：1型糖尿病
- 参考文献：Monthly Book Medical Rehabilitation No.53 29-35, 2005 著/高橋良当
1型糖尿病とEDの関係について
一般的には運動不足や過食など、生活習慣病としてのイメージが強い糖尿病。しかしそれは2型と呼ばれるタイプのもので、成人してから発症するケースがほとんどです。小児の内に発症してしまうことが多い「1型糖尿病」と呼ばれる病気の患者も少数ながら存在しています。
1型糖尿病は自己免疫の異常がきっかけとなる病気で、特定の生活習慣が原因となるものではありません。日本では小児に限らず成人後も同程度の発症率で発生しており、2型の患者が700万人程度いますが、1型は4万人程度。国内の年間発症率は10万人あたり1人から2人です。
ホルモン補充により血糖値を管理できれば普通の日常生活を送れますが、10年以上の長期間にわたり高血糖状態が維持されると合併症のリスクが増大します。具体的には、神経障害や足先の壊疽、視力低下や失明のほか腎不全、脳梗塞や心筋梗塞などのおそれがあります。また、精神的ストレスによるうつ病の症状が見られるようになることもあり、男性の場合は勃起障害（ED）の原因となる場合もあります。1型糖尿病の原因
エネルギーとなる糖質を筋肉や内臓に吸収させる働きをコントロールするのがインスリンと呼ばれるホルモンの一種です。それを体内で生成するのが、すい臓の中にあるランゲルハンス島。この臓器が順調に動いてくれずインスリンが不足すると、血液中の糖分が増えすぎて血管や神経にダメージを与えてしまいます。
1型糖尿病の原因は、自己免疫の仕組みがおかしくなり、体内のリンパ球がランゲルハンス島のB細胞と呼ばれる部分を破壊してしまうことが一般的です。先天性の病気ではありませんので遺伝することはまれで、ウイルスが直接引き起こす病気でもありませんので人から人への感染の心配はありません。1型糖尿病の治療法
糖尿病の大多数を占める2型とは異なり、食事や運動などのライフスタイル改善だけで治るものではありません。1型の場合はインスリンを作るランゲルハンス島が機能してくれないのですから、外部から補充してあげる必要があります。そのため、1型糖尿病の治療方法はインスリン補充か、あるいは臓器移植によるホルモン生成機能の回復に限られています。
インスリン補充の方法は注射器あるいはポンプを使った自己注射が一般的で、朝・昼・夕の3回の食事前と就寝前の少なくとも4回行います。炭水化物を取り過ぎれば必要なインスリンの量が増え、逆にある程度の運動を組み合わせればその量は減らすことができます。
