WEBライター中級編 サイト構成とは?
記事を単体で書かれる方は多いと思いますが、弊社では1サイトをそのまま構成も含めてライターに任せるケースも少なくありません。
■流れと切り口
一つの記事でも、必ず文章にはスムーズな「流れ」が求められます。いつも書いていますが、最初に「結論として何を伝えたいのか」というポイントがブレさえしていなければ問題ありません。
例えば仮に「ビールはおいしい」という結論が書きたいのであれば、
・友人との話が盛り上がる
・おつまみがおいしいと欲しくなる
・お風呂上りといえば
・会社帰りのコミュニケーション
など色々な小見出しを考えて、一つの記事としての「流れ」を決めてから書けばいいだけです。
ただこの「小見出し」に一貫性がなければスムーズに結論につながらない、「読みにくい」文章になってしまいます。
上記のいくつかの小見出しの候補、これを「切り口」といいますが、無限ともいえる切り口のうまい組み合わせで「流れのある」読みやすい文章が仕上がります。
■サイト構成表とは
一つのサイトを仕上げるために仮に20記事でまとめる必要があるとします。
そのときに必要となってくるのがサイト全体の構成と「カテゴリー」と呼ばれるものです。
難しく考える必要はありません。一つの文章が「小見出し」と呼ばれる「タイトル」の集まりで構成されるとすれば、サイト構成は「カテゴリー」という「小見出し」の親玉のような「より大きなくくりの小見出し」で作られます。
上記と同じ「ビールはおいしい」を記事ではなく一つのサイトにまとめてみましょう。
1つのカテゴリーには複数の記事が入ります。
これを例にいくつかカテゴリーを考えてみましょう。注意点としては複数の記事が入りますので、「より大きなくくり」が必要になるという点です。
カテゴリー例
・仕事終わりの緊張感をほぐそう
・知人・友人とのコミュニケーションツールとしてのお酒
・帰宅後快適なリラクゼーションのために
このように「大きなくくり」にすればそれぞれのカテゴリータイトルに複数の記事を入れることができます。
■注意点
カテゴリーはただ作ればいいというものではありません。
ここにも必ず「流れ」が必要です。
自分なりに考えたカテゴリーを並び替えたり、作り変えたりしてキレイに結論のカテゴリーに持っていくように工夫しましょう。
その流れを先に決めておくために作るのが「サイト構成表」です。
いつも繰り返しますが、一つの結論に持っていくための流れは無数にあります。
慣れたライターになればなるほど、いくつもの流れをを考えることが出来るようになります。
全体の切り口と結論を先に決める
必要なカテゴリーとその順番を考える
それぞれのカテゴリーに入る記事タイトル、記事数を決める
このようにしてサイト構成表が出来上がります。
あとはそれに沿って、記事を書いていくだけです。
間違っても「書きながら」考えるようなスタイルはとらないで下さい。
それこそ、流れもなく、記事ごと、カテゴリーごとの「つながり」のない読みにくい文章に仕上がってしまいます。
常に「結論」から考える、それが一番大切なことです。
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