風の強い日

   

バイクのカバーがとんでもない場所に飛ばされてしまうくらい、風の強い日のことでした。カバーを掛け直さず、そのまま出かけることにしました。海を眺めて、ぼぉーっとしたいと思ったのです。

途中にあるはずの馴染みのバーの様子が何か変です。取り壊されていました。「移転しました」のような掲示はありませんでした。
桟橋に着くとバイク専用の駐車場は閉鎖。平日だからかな。そう思って、あきらめて帰ろうとすると、ニュートラルランプが故障。その場でバイクショップに連絡しました。

「ワイヤーハーネスが緩んでました」

すぐに直ったので、近くの古着屋に寄り道してから帰ることにしました。途中、見通しの良い直線でアクセルを少し開けてしまい、気が付くと真横に白バイが併走しています。速度超過です。

「出てました?」
「出てたよ。気をつけてよ」

免許証を出そうとすると、警官はそのまま行こうとします。

「あれ?捕まえないんですか?」
「次から気をつけて!」

ラッキー。目的の古着屋の前に着くと、店舗はもぬけの殻。馴染みの店が2軒も閉店しているとは!
家に帰ると、もう一台のバイクが強風のせいで横倒しに…。地面には、こぼれたガソリンが大きな水たまりのようになっていました。

 -ライター大田「思いつきだけど結構イケル」

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