ナイチンゲールは統計学の先駆者だった

      2015/10/07

エジソンは発明家。アインシュタインは相対性理論。レオナルド・ダ・ヴィンチはモナ・リザを描いた人。歴史上の人物は一言で要約されてしまいます。

ところがその詳しい業績や生涯を知ると、とんでもないスケールの偉業を成し遂げていることに驚かされます。いえ、そうだからこそ後世に名を残しているのですが……。

クリミア戦争(1853~1856年)で活躍したナイチンゲールもそんな偉人の一人です。

「近代看護教育の母」として知られる彼女が提唱したのは、衛生的な医療環境、専門教育を受けた人材育成の必要性などです。それまでの看護婦は単に「病人の世話をする人」という扱いで、専門知識は無用とされていました。

従来のやりかたをひっくり返してどんどん医療改革を進めようとするナイチンゲールの存在は、それまで現場を仕切っていたお偉方にとっては自分たちを否定されたも同然。看護婦の分際で何をいうか!という雰囲気であったことが目に浮かびます。

そんなナイチンゲールを救ったのが統計学の知識。これは現代のビジネスマンにも大いに参考になるところです。人を説得し組織を変革していくために必要だったのは「数字」でした。

パワポもない時代、わかりやすいグラフで表現された効果的な資料によって、病人の生存率が向上したのは劣悪で不潔な環境を改善した結果であることを統計的に立証したのです。

 -ライターズコラム, ライター大田「思いつきだけど結構イケル」

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