アトムがやってくる日

   

「スピンオフ」というドラマ作りの手法がアメリカではやっています。ある番組の人気の脇役や設定そのものを、べつのドラマに移行して関連する物語を作ることです。

 

SF映画「スターゲート」からTVドラマ「スターゲイト SG1」というスピンオフができ、そこからさらに、「スターゲート アトランティス」ができました。ちなみに、「SG1」は世界最長SFドラマとしてギネスにのっています。

 

他にもたとえば、「グライズアナトミー」からは「プライベートプラクティス」が、「プリズンブレイク」からは「ブレイクアウトキング」がスピンオフしています。

 

スピンオフを世界で最初につかったのは、おそらく手塚治虫でしょう。

 

もともとは「アトム大使」というマンガの脇役だったアトムを主役に「抜擢」して、「鉄腕アトム」が描かれました。本家の方は人気がなく歴史から消えてしまいましたが、「鉄腕アトム」はマンガ・アニメの歴史に革命をおこしました。

 

アトムは60か国語が話せるコンピュータ頭脳を持ち、10万馬力の原子力モーターをそなえ、マッハ5で空を飛べます。鼻がアンテナなので通信もできます。60年前のマンガですが、とてつもない発想力。

 

こんなロボットが早くできないかなと期待していますが、原作の設定ではアトムの誕生日は2003年4月23日…。あら、もうとっくに過ぎています!

 

 

介護ロボットの国際安全基準を日本がリードして決めることになった、というニュースがありました。老人などの自立をささえるロボットで、ベストのように羽織ると重い物を持ちあげやすくなるものなどが研究されています。介護の現場ではとても役にたちそうです。

 

ただ、これが一般的に出まわるのは10年、20年先だということです。この調子だと、アトムが登場するのはいつになるかわかりません。はやく、アトムの「国際安全基準」の話をつめてほしいものです。

 -お知らせ, ライター水野秀次の「時代を斬る」コラム

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