興味範囲の外に出る

   

インターネットが普及する前のことを知っているだけに、いまの生活の便利さは以前とは比較になりません。好奇心が強い人にとって、ネットは最強のツールでしょう。

昔なら、調べ物一つするのにわざわざ図書館に行って蔵書目録のカードをめくるとか、次に読む本を巻末の参考文献を頼りに書店に注文を出すなど、手間と時間がかかったものです。

テレビに出てくるお笑い芸人の所属事務所だとか経歴などの情報を知ることは、かつては不可能でした。百科事典ができあがるころには情報が古くなってしまうでしょうし、そもそも百科事典に載せる価値がないとされた情報だったからです。

今後の年寄りの口癖は、”昔は良かった”ではなく、”昔は面倒くさかった”になるかもしれません。

ライターの仕事をしていて感じるのは、対象のテーマが自分の興味や関心に必ずしも合致していない面白さです。映画に例えれば、自らは好んで観ることのないジャンルのものを観て、あらすじをまとめなさいといわれる感じです。

きっかけがなければ、好きなジャンルの映画で、似たようなものばかりを観てしまいがちなところを、これもどうか?と薦められ、意外と面白かったというテーマがいくつかあります。

こうした作業の継続から興味範囲が拡大していくと、自分の枠が広がっていくのを実感できます。私がライターの仕事を続ける理由の一つです。

 -ライター大田「思いつきだけど結構イケル」

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