競馬でもうけ過ぎて破産しそうになったサラリーマン

      2013/06/07

競馬の予想ソフトを使って29億円も利益をあげたサラリーマンがいる、というので驚きました。1億円強の当たり馬券で30億円の配当を手にした、と報道されています。この人は全く所得を申告しなかったため所得税法違反に問われ、先日判決が言い渡されました。

 

 

記事を見た瞬間に、「今すぐにこのソフトを買わなければ!」と慌てました。私も29億円とは言いません。1千万円程度で十分なので稼がせてもらいたいものです。とりあえず今日のところは1万でもいいです。日本中に、私と同じことを考えた人が大勢いるのではないでしょうか。

 

「5億7千万円」の脱税容疑でしたが、判決ではハズレ馬券を「経費」とみなし、税額は5200万円に減額されたという部分を読んで、「何かがおかしい」と気がつきました。

 

 

29億も儲けた人の税額が数千万円とは、いくら何でも少なすぎ。日本の税制はお金持ちに甘くはありません。一体どんなからくりがあるのでしょうか?

 

 

よくよく確認してみると、このサラリーマンは馬券を29億円も買っていました。その内1億円分は当たったけれども28億円分はハズレ。29億買って30億当たったということで、実際の儲けは1億円強。

 

利益率は4%程度だったということになりますので、夢のような儲け話ということではありませんでした。「当たりまくる競馬ソフト」をイメージしたのは私の早とちり。実際には「29分の1」しか当たらないソフトです。記事の刺激的なタイトルに、すっかり騙されてしまいました。

 

 

それにしても、求刑通りに課税されていれば、この人の懐には1億円しか入っていないのに6億円近い税金を払うハメになっていたということです。いくら何でも、「競馬で大儲けして、破産!」ではかわいそう。訴えた検察側がどうかしていたのでないかと思える事件でした。

 -ライター水野秀次の「時代を斬る」コラム

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